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まずは、第9期の決算ハイライトです。
1点目は外部成長についてです。 当期においては、上場以来第3回目となる公募増資を実施し、プライム立地に所在する2物件、『キュープラザ心斎橋』の新規取得と、『汐留ビルディング』の準共有持分10%の追加取得を行いました。これにより、重点投資対象資産である「都市型商業施設」及び「東京オフィス」に対する投資比率が向上し、物件数は32物件、資産規模は3,267億円まで拡大しております。
2点目は内部成長についてです。 「東京オフィス」においては、物件の競争力とPM力を活用して、契約改定を迎えたテナントのうち、約83%にあたる4,879坪の賃料増額改定を実現しました。 また「都市型商業施設」においては、第8期に引き続きホテル歩合賃料が好調で、第9期においては予想対比108%となる5,440万円となりました。
3点目は財務戦略についてです。 第9期及び第10期においては、返済総額214億円について、借換前の平均借入期間2.8年を7.6年と大幅な長期化を実施し、引き続き財務の安定化に努めました。 これらの取り組みにより、全体の平均借入期間は第8期末の3.3年から、2016年7月13日時点で4.0年と、0.7年の長期化を実現しております。 加えて、全体の平均金利についても、マイナス金利の導入を追い風として、第8期末の0.75%から、2016年7月13日時点で0.70%まで引き下げることができました。
以上3点の取り組み結果として、第9期の1口当たり分配金は8,666円、『icot金剛』の売却効果を含む第8期と比較して24円増、また予想比では137円増となりました。 1口当たりNAVは373,383円と前期比+6.3%となり、継続的な投資主価値の向上を実現しております。
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